書評
PE Kaplan, AJ Szumski 編―1986 YEAR BOOK OF REHABILITATION
千野 直一
1
1慶応義塾大学
pp.352
発行日 1987年5月10日
Published Date 1987/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106511
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今回,YEAR BOOK MEDICAL PUBLISHERS社より“リハビリテーション医学編”が出されました.御承知のように,主だった臨床各科にはYEAR BOOK SERIESとして,その年の関連学術雑誌から興味ある論文が要約されて出版されていました.しかし,リハビリテーションに関するYEAR BOOKについて私は医学部を卒業してから一度もおめにかかった記憶がありません.というのも,本書の序を読んで解ったことですが,“リハビリテーション”編は1938年から1951年まで出版されて中断し,久し振りに出されたもので,まさに“rebirth”というべきものだったからです.
編者はリハビリテーション専門医のPE Kaplanと理学療法士でPh Dの学位をもつAJ Szumskiの二人で,ともに今,アメリカのリハビリテーション医学会で最も活躍しているベテランです.この二人を補佐するのがGE Molnarほか医師二人,言語療法士,臨床心理士,ナース,エンジニア1人ずつの計五名があたっています.
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