Japanese
English
実践講座 障害者と共に生きる環境づくり(1)
障害者と共に生きる環境づくりの基本構想
Fundamental Concepts of Environmental Arrangement for Living with the Disabled People.
野村 歡
1
Kan Nomura
1
1日本大学理工学部建築学科
1Collge of Science and Technology, Nihon University
キーワード:
障害者の環境づくり
,
環境整備基本構想
Keyword:
障害者の環境づくり
,
環境整備基本構想
pp.555-559
発行日 1990年7月10日
Published Date 1990/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106312
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
基本理念―共に生きる,そして自立へ
障害者は地域社会の中で生活をすべきである,という考えに異論を唱える人はもういない.現実に多くの障害者が地域の中で生活をしているし,その生活を支援するために多くの施策が講じられ,障害者が生活しやすい環境づくり施策が推進されている.しかし,すべてが好ましい状況にあるとは思えない.ここで,改めて「障害者と共に生きる環境づくり」とは何か,を考えていきたいと思う.
6回にわたる実践講座を始めるにあたり,まず最初に,共通の基本姿勢を示しておくことが読者諸氏の理解を容易にすると思われるので,ここに3つの視点から環境づくりの理念を述べておきたい.3つの視点とは,障害者の人権,ノーマライゼーション,自立生活,である.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.