Japanese
English
研究と報告
反射性交感神経性ジストロフィーの治療経験
Treatment of Reflex Sympathetic Dystrophy.
玉西 利範
1
,
畑野 栄治
2
,
生田 義和
2
,
津下 健哉
3
Toshinori Tamanishi
1
,
Eiji Hatano
2
,
Yoshikazu Ikuta
2
,
Kenya Tsuge
3
1厚生連広島総合病院整形外科
2広島大学医学部整形外科
3広島県立身体障害者リハビリテーションセンター
1Department of Orthepedic Surgery, Kouseiren Hiroshima General Hospital
2Department of Orthopedic Surgery, Hiroshima University, School of Medicine
3Hiroshima Prefectural Rehabilitation Center for the Disabled
キーワード:
交感神経
,
疼痛
Keyword:
交感神経
,
疼痛
pp.863-869
発行日 1989年11月10日
Published Date 1989/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106162
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
反射性交感神経性ジストロフィー(Reflex Sympathetic Dystrophy,以下RSDと略す)による疼痛は,焼け火箸で皮膚を灼かれるような痛みとも表現されており,患者の苦痛は大きい.しかし,まだその発現の機序が十分に解明されていないので,現在でも治療に難渋することが多い.そこで今回著者らは,過去17年間に広島大学整形外科を受診した上肢RSD患者46例の性別,年齢,病型の分類を行うとともに,追跡調査を行うことができた35例について,主として治療成績と予後についての分析を行った.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.