Japanese
English
シンポジウム 反射性交感神経性ジストロフィー(RSD)をめぐって
上肢反射性交感神経性ジストロフィーの治療法の検討
Reflex Sympathetic Dystrophy of the Upper Extremity: Treatment and Results
宗重 博
1
,
生田 義和
1
,
木村 浩彰
1
,
戸田 克広
1
Hiroshi Muneshige
1
1広島大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Hiroshima University School of Medicine
キーワード:
反射性交感神経性萎縮症
,
reflex sympathetic dystrophy
,
ノイロトロピン
,
neurotropin
,
上肢
,
upper extremity
,
治療法
,
treatment
Keyword:
反射性交感神経性萎縮症
,
reflex sympathetic dystrophy
,
ノイロトロピン
,
neurotropin
,
上肢
,
upper extremity
,
治療法
,
treatment
pp.185-192
発行日 1994年2月25日
Published Date 1994/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901303
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抄録:我々は1970~1992(昭和45年から平成4年)までに,当科を受診した上肢の反射性交感神経性ジストロフィー86症例について,手術治療,内服治療,transcutaneous electric stimulation system,星状神経節ブロック(SGB)の結果について検討した.また我々は,1889年にワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液(ノイロトロピン®)が特定のタイプの反射性交感神経性ジストロフィーの早期投与として有効である31)ことを発見したので,投与結果と投与量について述べた.対象は男性38例,女性48例で,年齢は12~87歳で平均51.5歳であった.結果は,以下の通りであった.①ノイロトロピン®は,特にminor traumatic dystrophyに有効であった.②ノイロトロピン®は,1日4~6錠で有効であつた.③ノイロトロピン®の治療効果発現時期は,5週までであった.④手術成績は不良であった.⑤SGBは有効であった.
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