Japanese
English
増大特集 新・リハビリテーション技術
疾患編
痛み:反射性交感神経性ジストロフィーの診断と治療
Diagnosis and treatment of reflex sympathetic dystrophy.
平澤 泰介
1
Yasusuke Hirasawa
1
1京都府立医科大学
1Kyoto Prefectural University of Medicine
キーワード:
疼痛
,
カウザルギー
,
反射性交感神経性ジストロフィー
Keyword:
疼痛
,
カウザルギー
,
反射性交感神経性ジストロフィー
pp.1234-1238
発行日 2002年11月10日
Published Date 2002/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109932
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はじめに
わが国の国民生活基礎調査(平成10年)の有訴率をみると,人口1,000人に対して,第1位が腰痛(92.5%),第2位が肩こり(91.0%),第3位が手足の関節の痛み(53.8%)と,筋骨格系疾患が日常生活,さらにはquality of life(QOL)に大きな支障を与えていることがわかる.しかし,まれではあるが原因が判然としない,難治性の高度の疼痛を訴えて来院する症例もある.カウザルギーと言われたり,反射性交感神経性ジストロフィーと呼ばれるものである.
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