一頁講座 骨格構造義肢・11
骨格構造義手の処方
盛合 徳夫
1
1東北労災病院リハビリテーション診療科
pp.919-920
発行日 1988年11月10日
Published Date 1988/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105956
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はじめに
義肢における骨格構造は,訓練,処方,製作,装着等の点で,従来の殼構造義肢に比べ優れており,義足の普及の状態を見ると明らかである.しかし,義手に関しては,装飾用義手,能動義手,電動義手といった機能的な面での複雑な義手の構造からいって,まだ満足なものが実用化されていない.現在,装飾用義手としての西独オットーボック社製のシステム(図1)と,能動義手としての機構も一応備えた米国ホスマー社のシステムが市販されている.オットーボック社の製品には,コピーが国産化されているものがある.
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