Japanese
English
講座 リハビリテーションのための統計学(5)
統計の実際(4)母数の区間推定と標本分布
Statistics for Rehabilitation Professionals (5)Basic Medical Statistics〔4〕Interval Estimation of Parameters and Sample Distribution.
宮原 英夫
1
Hideo Miyahara
1
1北里大学医学部内科
1Department of Internal Medicine, Kitasato University.
キーワード:
母平均の点推定
,
区間推定
,
正規乱数
,
t-分布
,
x2分布
Keyword:
母平均の点推定
,
区間推定
,
正規乱数
,
t-分布
,
x2分布
pp.909-918
発行日 1988年11月10日
Published Date 1988/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105955
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Ⅰ.母平均の区間推定
2章(9号729~737頁)で,標本平均による母平均の推定,標本分散あるいは不偏分散による母分散の推定を紹介したが,この場合のようにただ1個の推定値を与える方法を点推定と呼んでいる.これに対してa<母平均<bとある区間の中に母平均を入れて推定する方法を区間推定と呼んでいる.
2,3章で母平均がμ,母分散がσ2の正規母集団[以後N(μ,σ2)と略記する]から無作為に抽出した大きさnのサンプルについて,その標本平均が正規分布N(μ,σ2/n)にしたがうこと,確率的な考え方を利用して,帰無仮説H0:μ=μ0の統計的検定が可能であることを学んだ.ここでは,標本を使った母数の区間推定を学習してみよう.
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