Japanese
English
短報
正常者における利き手の判定
Handedness in Normal Subjects.
塩浦 政男
1
,
龍 浩志
2
Masao Shioura
1
,
Hiroshi Ryu
2
1聖隷三方原病院リハビリテーション科
2浜松医科大学脳神経外科
1Department of Rehabiiitation Medicine, Seirei Mikatabara General Hospital.
2Department of Neurosurgery, Hamamatsu University School of Medicine.
キーワード:
利き手
,
優位大脳半球
Keyword:
利き手
,
優位大脳半球
pp.391-393
発行日 1988年5月10日
Published Date 1988/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105825
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はじめに
利き手の問題は古くて新しい.人間の体の左右差についての知的関心もさることながら,リハビリテーションの立場からは,利き手は上肢の機能障害に対するアプローチの前提条件として大切である.利き手は優位大脳半球との関係で議論されることが多いが,利き手の矯正という事実があることを考えると,利き手の反対側が直ちに優位半球であると考えるのは早計であろう.我々は大脳の優位側と失語症の回復との関係,半側空間無視との関係,吃との関係などを検討しているが,それらの研究の最も基礎となる利き手の調査法について検討を行ったので結果を報告する.
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