Japanese
English
研究と報告
磁気刺激によるcentral motor conduction time(CMCT)の計測
Measurement of Central Motor Conduction Time by Magnetic Brain Stimulation.
杉岡 宏
1
,
藤井 泰
1
,
澤田 雅彦
1
,
江口 清
1
,
近藤 徹
1
,
三上 真弘
2
Hiroshi Sugioka
1
,
Hiroshi Fujii
1
,
Masahiko Sawada
1
,
Kiyoshi Eguchi
1
,
Toru Kondo
1
,
Masahiro Mikami
2
1埼玉医科大学リハビリテーション科
2埼玉医科大学総合医療センターリハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Saitama Medical School.
2Department of Rehabilitation Medicine, Saitama Medical Center, Saitama Medical School.
キーワード:
磁気刺激法
,
中枢運動伝導時間
Keyword:
磁気刺激法
,
中枢運動伝導時間
pp.385-390
発行日 1988年5月10日
Published Date 1988/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105824
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はじめに
中枢神経系のうち感覚系に対する客観的評価法として体性感覚誘発電位(SEP)が1947年Dawsonによって発表されて以来,視覚誘発電位(VEP),聴覚誘発電位(AEP)など各種誘発電位が臨床応用されてきている.一方,中枢運動系の客観的評価法としては1980年になってようやくMerton & Morton1)により高電位で低インピーダンスの刺激装置による経皮的大脳皮質刺激法が発表された.その正常値と若干の異常例が報告されつつある1985年になってBarker,Freeston,Jalinous,Mertom & Morton2)が痛みのない磁気刺激装置を開発し,注目を集め始めている.そこで磁気刺激装置としてNicolet/Novametrix Model 200 MAGSTIMを用いて,正常例を対象に中枢運動神経伝導試験を行ったので報告する.
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