印象記
第4回国際モビリティ会議に参加して
村上 琢磨
1
,
清水 学
2
1東京都心身障害者福祉センター
2全国ベーチェット協会江南リハビリテーションセンター
pp.956-957
発行日 1986年12月10日
Published Date 1986/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105716
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第4回国際モビリティ会議※(International Mobility Conference 4)(※モビリティとは視覚障害者の歩行をいう.)は,1986年5月26日から30日までイスラエルのエルサレムにおいて開催された.国際モビリティ会議はヨーロッパを中心とし,盲人のモビリティに関する研究者や歩行訓練士,盲人団体職員などによって組織され,1979年以降2年に1度開催されてきた.第1回は1979年に西ドイツのフランクフルト,第2回は1981年にフランスのパリ,第3回は1983年にオーストリアのウィーンで行われた.今回はイスラエルからの強い要請によりヨーロッパ以外の国では初めて開かれた.この会議はISRAELL STEERING COMMITTEE(Chairperson:Ms Nurit Neustadt-Noy)が主催し,参加国はヨーロッパ,アメリカ,アフリカ,そしてアジアの地域から22か国,約250名のモビリティ関係者がエルサレム北東のヘブライ大学に集まった.イスラエル各地から数多くの関係者が参加し,この会議を盛り上げ成功させようとする気持ちと,会議に対する期待の大きさが感じられた.
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