Japanese
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特集 リハビリテーション工学
工学的モデルによる運動解析の可能性
Capability of the Application of Mechanical Model to the Motion Analyses.
山崎 信寿
1
Nobutoshi Yamazaki
1
1慶応義塾大学理工学部機械工学科
1Department of Mechanical Engineering, Faculty of Science and Technology, Keio University.
キーワード:
運動解析
,
シミュレーション
,
予測
Keyword:
運動解析
,
シミュレーション
,
予測
pp.751-757
発行日 1986年10月10日
Published Date 1986/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105676
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はじめに
リハにおける運動解析の段階を分類すれば,現在の状態を把握することに重点がある場合,過去の状態との変化が問題になる場合,さらに将来の状態の予測を行いたい場合の3つになろう.各種の運動解析手法を概観すれば,前二者については機器の選択と評価の定量化になお問題があるとはいえ,基本的方法論はほぼ確立し,臨床的成果を上げつつあるということができる.これに対して第三の予測の問題は,ほとんど手つかずの状態にあるといえよう.
工学的モデルを用いた解析手法は,近年注目されつつある知識工学的手法1)と共に,予測問題に関するコンピュータ支援システムの開発の成否を握る重要なキー技術の一つである.このため本稿では工学的モデルによる運動解析の具体例を概説し,その臨床への応用の可能性を示す.
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