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特集 シングルセルオミクス
Ⅲ.シングルセルオミクスを応用した最近の実例
シングルセルデータを用いた遺伝子制御モデルの構築と細胞運命制御のシミュレーション解析
Dissecting cell identity via network inference and in silico gene perturbation
神元 健児
1,2
Kamimoto Kenji
1,2
1Washington University School of Medicine in St. Louis
2大阪大学微生物病研究所バイオインフォマティクスセンター
1Washington University School of Medicine in St. Louis
キーワード:
発生
,
シミュレーション
,
モデル化
,
gene regulatory network
,
in silico perturbation screening
Keyword:
発生
,
シミュレーション
,
モデル化
,
gene regulatory network
,
in silico perturbation screening
pp.348-355
発行日 2024年8月15日
Published Date 2024/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201882
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様々な細胞で構成される多細胞生物の発生の過程は,複雑な遺伝子制御により駆動される。近年のシングルセルオミクス技術の発展は細胞の詳細なプロファイリングを可能にするが,データの背後にある複雑なメカニズムを解明することは容易ではない。本稿では,発生研究でのシングルセル解析手法の背景に始まり,筆者らが最近報告したシングルセルオミクスデータを利用したデータ解析手法1),そして関連する最近の研究,今後の課題と展望について紹介する。
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