Japanese
English
特集 末梢神経損傷とリハビリテーション
末梢神経損傷と機能訓練
Therapeutic Exercise for Peripheral Nerve Injuries.
本田 哲三
1
,
千野 直一
1
Tetsumi Honda
1
,
Naoichi Chino
1
1慶應義塾大学医学部リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine.
キーワード:
末梢神経損傷
,
機能訓練
Keyword:
末梢神経損傷
,
機能訓練
pp.947-951
発行日 1984年12月10日
Published Date 1984/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105296
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はじめに
末梢神経損傷の治療プログラムにおいては観血的治療はもとより,各障害に応じて機能訓練,スプリント装着,通電刺激を含む一貫した対応が必要となる(表1).
しかしながら従来は,主に整形外科的見地より手術適応の有無や術式を中心に論じられる事が多く,保存的治療法の検討は必ずしも充分ではなかった.
本稿では,リハビリテーション(以下リハビリ)臨床の立場から末梢神経損傷に対する機能訓練の適応を取り上げ考察を加えたい.なお,機能再建術後の機能訓練に関しては紙数の関係から別の機会にゆずる事とする.
まず治療との関連において切り離すことの出来ない「評価」について述べたい.
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