書評
―三浦貞則 編―リエゾン精神医学―包括医療の実践
矢内 伸夫
1
1南小倉病院
pp.673
発行日 1984年8月10日
Published Date 1984/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105235
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
医学の専門分化につれ,医療のあり方も「病気をみて,病人をみてない」という反省が生まれると共に,心身医学・患者中心看護・チーム医療とか,プライマリケア・全人的医療などの用語が頻繁に使われるようになってきた.
本書表題の「リエゾン精神医学」は,まだなじみの少ない用語かも知れないが,患者を心身両面から援助するために,一般診療科と精神科の有機的・力動的連携(Liaison)を進めるのが目的なのである.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.