Japanese
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特集 リハビリテーションと薬物療法
痙性麻痺の薬物療法:中枢性
Therapeutic Value of Central Muscle Relaxants in Spastic Paralysis.
渡辺 誠介
1
Seisuke Watanabe
1
1千葉県立衛生短期大学
1Chiba College of Health Science.
キーワード:
痙性麻痺
,
中枢性筋弛緩剤
Keyword:
痙性麻痺
,
中枢性筋弛緩剤
pp.107-113
発行日 1984年2月10日
Published Date 1984/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105110
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はじめに
痙性麻痺というと,筋トーヌスの亢進,片麻痺では上肢屈曲下肢伸展のウェルニッケ・マン姿勢,腱反射亢進さらにはクローヌスの出現,バビンスキー反射などの病的反射,尖足気味の痙性歩行といった病態が次々と思い浮かべられるであろう.中枢性筋弛緩剤は痙縮と呼ばれる筋トーヌス亢進状態と痙縮筋を随意運動させるときのぎこちなさの改善を目的とするものである.中枢性筋弛緩剤の適応を考えるために,まず痙性麻痺の病態生理について簡単に説明してみたい.
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