編集後記

　今年も早や師走に入った．時の流れの早さにただ驚くばかりである．

　さて，今月の特集は「在宅リハビリテーション」である．老人保健法の発足とともに，老人保健事業に関連して，在宅リハビリテーションが大きくクローズアップされようとしている折から時宜を得た特集であると思われる．しかし，大変残念なことに，巻頭を飾る予定であった神奈川県医師会理事西田一彦氏の「地域医療の中に占める在宅リハビリテーションの意義と問題点」は，氏の急逝によって永遠に日の目を見ることが出来なくなってしまった．西田先生は7月18日くも膜下出血で倒れられ，同月21日に永眠されたものである．その誠実な御人柄と，精力的な活躍振りを知っている1人として，全く痛惜の念に耐えない．御冥福を心から御祈り申し上げる次第である．