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編集後記
横山 巌
pp.269
発行日 1973年2月10日
Published Date 1973/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102885
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リハビリテーションは,本来comprehensiveな概念であるが,それをあえてこの雑誌に“総合”の語を冠した理由は,その総合性を特に強調したものと考えてよいと思う.リハビリテーションに関連のある各領域の情報が今後とも幅広く収載されることであろう.
この第2号においても医学以外の領域の方々に数多く御協力をいただいたことを心から感謝する.リハビリテーション行政は未だchaosの中にあるといってよかろうが,これに関する鈴木正里先生と今田拓先生の論説は,われわれにリハの本質とリハ医療のあるべき姿についての再考察の機会をあたえられた.リハは十分payするものであるとの声は,リハの先進国であるアメリカでよく聞かれるが,リハがpayするものであろうとなかろうと,その本来有している人道的立場が忘れられては大変なことである.
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