ひと
高木賞を受賞された 橋本重治(はしもと・じゅうじ)博士
石部 元雄
1
1筑波大学
pp.230
発行日 1983年3月10日
Published Date 1983/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104920
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橋本重治教育学博士は「肢体不自由教育の発展に貢献した功績」によって,昭和57年度高木賞を受賞された.当年74歳.博士は,筑波大学の前身である東京教育大学の初代肢体不自由教育講座の教授および同大付属の初代桐が丘養護学校長として,多くの著書,論文を著わし,多数の研究者や教師を養成されるなどして,比較的立遅れていた肢体不自由児(者)の教育・心理面の研究の推進に尽力されたことで,受賞されたのである.
博士は,大学紛争中は東京教育大学の教育学部長に選出されるなどして,肢体不自由教育から還のかれたこともあったが,現在は脳性マヒ児教育研究会会長として指導的立場にある.
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