巻頭言
創刊11年目を迎える「総合リハビリテーション」
土屋 弘吉
1
1神奈川リハビリテーションセンター
pp.3
発行日 1983年1月10日
Published Date 1983/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104880
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私は「総合リハビリテーション」の発刊に際してその企画に参画した者の一人として,第1巻第1号(昭和48年)の冒頭に発刊の祝辞を述べた.
当時の日本のリハビリテーション医学は,まさに黎明期を脱し,大きく羽ばたこうとする時期であった.すなわち,日本リハビリテーション医学会が創立されたのは昭和38年9月であり,同年国立療養所東京病院にリハビリテーション学院が呱々の声をあげ,わが国ではじめて理学療法士,作業療法士の教育がはじめられた.昭和39年7月にはリハビリテーション医学会の機関誌「リハビリテーション医学」が創刊され,同年水野祥太郎会長のもとに第1回リハビリテーション医学会が開会された.
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