印象記
第18回日本リハビリテーション医学会総会―1981年5月4日~5日,於:川崎医科大学
佐々木 智也
1
1東京大学保健センター
pp.584-586
発行日 1981年7月10日
Published Date 1981/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104579
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日本リハビリテーション医学会も第18回の総会を迎えるまでになり,明石謙会長の主催により,昭和56年5月4,5の両日,岡山県倉敷市の川崎医科大学で開かれた.たまたま連休の際で,足の便も良くない大学キャンパス内での開催でもあり,参会者数が少いのではあるまいかと心配されたが,約900名が参加登録をし,昨年と同じ程度の参加者があった.
総会議事についての紹介は省略するが,昨年度の総会で承認されたリハビリテーション専門医制度に関連して,リハビリテーション専門医認定委員会のあり方と認定基準細目が討議された.学会認定の専門医制度は会員に関心のある事項であり,賛否の双方からの討論が活発に行われた.日本におけるリハビリテーション医学の将来を考えた場合に,高いレベルの専門医認定制度を設けることが全般的な質的向上に連なることには誰も異論はない.今回討論されたことはより良い方向の模索であり,今後もいわゆる前向きの検討がなされるべきであろう.
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