一頁講座 特殊教育・5
脳性麻痺児と学習指導
川守田 正康
1
1北海道手稲養護学校
pp.387
発行日 1977年5月10日
Published Date 1977/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103790
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肢体不自由教育の目標が正常児のそれと変らないと同様,学習指導についての基本も同一である.しかし,肢体不自由児の中でも脳性麻痺児の場合,多くの共通性をもつと同時にまた一面特異性をもっており,これに対応する指導が必要である.すなわち,脳性麻痺児は脳の病変に基づく永続的な,しかも変化しうる運動および姿勢の異常のほかに,知覚その他の異常のあることが知られ,それらの組合せと程度によって多様な学習上の障害が出現するからである.
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