Japanese
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講座
リハビリテーション診断学(12)―切断の診断学
Amputation Diagnosis.
佐藤 和男
1
Kazuo Satoh
1
1中央鉄道病院リハビリテーション室
1Rehabilitation Section, Central Hospital J.N.R.
キーワード:
切断の適応
,
現症の把握
,
機能的予後
Keyword:
切断の適応
,
現症の把握
,
機能的予後
pp.49-56
発行日 1977年1月10日
Published Date 1977/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103728
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Ⅰ.切断の適応
切断はその患者の機能を,身体的,精神的,社会的,経済的に向上させるひとつの手段である.切断の症例は本邦においては外傷によるものが最も多い.それも不適当な切断高位で行われたと思われる症例も少なくない.
切断はかつては救急手段として考えられており,そのために種々の問題を残していた.最近では救急手段として切断を考えることは稀である.然しながら現在でも四肢の挫滅等の外傷のため安易に切断が行われ,種々の不満足な結果を残している事実があることは残念である.
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