Japanese
English
特集 リハビリテーションにおける地域活動
国鉄職員切断者の総合的follow-up
Composite Follow-up Study on the Amputee of Employee JNR.
佐藤 和男
1
Kazuo Satoh
1
1日本国有鉄道中央鉄道病院リハビリテーション室
1Rehabilitation Section, Central Hospital JNR.
キーワード:
全国鉄職員切断者の現状
,
切断者のfollow-upの出発
,
義肢の給付・改善
,
要再入院治療について
Keyword:
全国鉄職員切断者の現状
,
切断者のfollow-upの出発
,
義肢の給付・改善
,
要再入院治療について
pp.549-557
発行日 1976年7月10日
Published Date 1976/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103586
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はじめに
国鉄職員はその業務の性質上,他の職業にくらべて切断事故が起こりやすかったことは事実である.最近,いわゆるヤード作業(列車の入換,編成の作業)の自動化,安全管理の進歩,等の技術的進歩と業務管理の改善により著しい減少をみている.しかしながら,鉄路の上に鉄輪の車輛を運行させていること,昼夜の休みなく常時列車を運行させなくてはならない社会的要求があることなど,切断者の発生は未だに根絶するまでには到っていない.
国鉄の直営医療機関としてのリハビリテーションは切断者の治療,管理,follow-upが大きな部分を占めることとなる.私はこの10数年来,国鉄職員の切断者を直接検診によるfollow-upを行ってきている.その内容の一部を紹介し,切断者のfollow-upとして,特定の業種社会においては一応望ましい形式をとれるようになったと思われる部分と改善すべき部分とを合わせ報告して,ある特殊集団における切断者のmanagementの方法を提示したい.
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