特集 メタボリックシンドロームと理学療法
ケースレポート
5.メタボリックシンドロームに対する理学療法士養成校での教育の実際
大平 雅美
1
Ohira Masayoshi
1
1信州大学医学部保健学科理学療法学専攻
pp.915-920
発行日 2007年11月15日
Published Date 2007/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101057
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はじめに
運動を中心とした生活習慣改善の指導は,メタボリックシンドローム(metabolic syndrome:MetS)の管理において重要な位置づけを占めており1),理学療法士も活躍すべき領域である.しかし,わが国の診断基準が発表された2005年以降の理学療法学術大会での関連報告は,5演題とまだ少ない.この一因として,理学療法の歴史的背景,疾病予防(一次予防)領域での実績不足とともに,卒前教育の問題が考えられる.そこで,本稿では筆者らが行ってきたメタボリックシンドロームに関連する生活習慣病予防・治療に関する学内での教育内容や,教育方法の現状と課題について述べる.
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