Japanese
English
特集 患者満足度を高める糖尿病診療
第1部 外来で患者満足度を高める
こんな患者を診るとき
視覚障害者のリハビリテーションとその問題点
Rehabilitation of visual disturbance and problems of rehabilitation of disturbance
鈴木 早苗
1
1新宿恒心クリニック
キーワード:
リハビリテーション
,
生活訓練
,
職業訓練
,
社会資源
Keyword:
リハビリテーション
,
生活訓練
,
職業訓練
,
社会資源
pp.237-239
発行日 2005年2月15日
Published Date 2005/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100679
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
視覚障害者のリハビリテーションの現状を知る
代償能力を訓練することにより社会生活が可能.現状は制度や施設が十分活用されていない.
外来指導の実際
視覚障害者のリハビリテーションは訓練によって視覚障害そのものを回復させるものではなく,代償能力を訓練することにより社会生活が可能となるよう行うものです.訓練の内容は生活訓練と職業訓練とに分けられます1).
□生活訓練1,2)
◆感覚訓練,歩行訓練,コミュニケーション訓練,日常生活訓練がある.
◆感覚訓練で方向感覚を鍛えることは,歩行などの行動にとって最も重要なことである.
◆歩行訓練は単独歩行,介助者との歩行,白杖(Tips 1),盲導犬,電子機器利用の訓練がある.
◆コミュニケーション訓練は点字,書字,読書,コンピュータ,電話の訓練がある.
◆網膜症患者では神経障害により点字使用は困難となる場合がある.
◆日常生活訓練は日常生活における基本的な応用訓練をするもので,トイレ,入浴,掃除,洗濯,調理,裁縫,買い物,お金の弁別など様々な行動の訓練を行う.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.