ルポルタージュ
松葉杖について
今田 拓
1
,
磯崎 剛
1
,
岩間 道子
1
Hiraku Imada
1
,
Takeshi Isozaki
1
,
Michiko Iwama
1
1宮城県拓杏園
1Miyagi Prefectural Takkyō-en, Institute for the Rehabilitation of Handicapped Adults.
キーワード:
肢体不自由
,
補装具
,
松葉杖
,
自助具
,
材料
Keyword:
肢体不自由
,
補装具
,
松葉杖
,
自助具
,
材料
pp.831-837
発行日 1974年11月10日
Published Date 1974/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103234
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はじめに
松葉杖の構造は簡単であるが,この一見単純に見えるなかに複雑な問題が秘められている.ある障害者に適合する松葉杖の構造は一種類しかないはずであるが,一般には適当な長さのものを適当に適合させているのが現状である.また最近の松葉杖はどうも破損しやすい.破損は当然転倒という結果を招くことになる.リハビリテーションチームのスタッフとして,松葉杖に関する知識は不可欠である.かといって松葉杖に関する文献はほとんど見当たらない.材料は? 構造は? 種類は? 製作過程は? これらの質問に答えられる何もないことに気がついた私たちは,山形県河北町で松葉杖が大量生産されていることを知り,松葉杖に関するルポを思い立った.
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