特集 筋ジストロフィー症のリハビリテーション
対談:筋ジストロフィー症のリハビリテーション―神奈川県の場合(昭和49年4月22日,於パレスホテル)
大野 清治郎
1
,
大川 嗣雄
2
1神奈川県進行性筋萎縮症協会
2横浜市立大学病院リハビリテーション科
pp.722-729
発行日 1974年10月10日
Published Date 1974/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103211
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運動を始めた動機
大川 今回の筋ジストロフィー症のリハビリテーションの特集という中で,地域に根づいている神奈川県の筋ジストロフィーのリハビリテーションの仕組みとか,いろいろなものをぜひ紹介しろという編集部からのお話があって,今日,大野さんをお迎えしたわけなんです.
大野さんは神奈川県進行性筋ジストロフィー協会の会長さんということで,非常に熱心にこれにかかわっておられるわけなんです.聞くところによりますと,大野さんご自身もお子さんがこういう病気にかかっておられるということなんだそうですが,それだけでこれだけの熱意をこういう仕事になかなか捧げられるものではないと,私いつも横から眺めて見ております.大野さん自身がこういうお仕事を始められた動機というか,いままでのかかわりあいというようなものを自己紹介ということで,まずお話ししていただきたいと思います.
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