Japanese
English
特集 リハビリテーション工学
リハビリテーション工学概論
Principle of Rehabilitation Engineering.
土屋 和夫
1
Kazuo Tsuchiya
1
1労働福祉事業団労災義肢センター
1Labor Accident Prosthetic and Orthetic Center (LAPOC)
キーワード:
動特性
,
入力
,
出力
,
伝達関数
,
計測
Keyword:
動特性
,
入力
,
出力
,
伝達関数
,
計測
pp.439-445
発行日 1974年6月10日
Published Date 1974/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103151
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【抄録】 リハビリテーション工学の基礎になる動特性の概念の解説を主体として述べた.動特性や伝達関数は,ややもするとその扱い方が数学手法に頼ることが多いが,できるかぎりそれを避け,物理学的な意味の説明に重点をおいた.例題により動特性の意義を明らかにした後,動特性を求めるのに必要な入力の波形,動特性のパターンの違いなどを説明した.ついで,基本的な要素の動特性パターンを5種の入力波形に対して比較し,これらの要素の組み合わせ(結合)た時の特性の特長について論じてある.それらの要素の結合法の中で,人間の運動機構に多く見られるフィードバック結合の場合は系の安定性の問題が重要であることを述べ,リハビリテーション工学のあり方について筆者の意見を提示してある.
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