Japanese
English
研究と報告
脳性麻痺児の体型への影絵法の応用について
Application of Body Silhoutte for the Research of CP Body Type.
武智 秀夫
1
,
小武守 研二
1
,
守谷 節夫
2
,
浦上 征男
2
Hideo Takechi
1
,
Kenji Kotakemori
1
,
Setsuo Moriya
2
,
Masao Uragami
2
1岡山大学整形外科
2岡山市旭川療育園
1The Department of Orthopedic Surgery, Okayama University Medical School
2Asahigawa cripple children's Hospital
キーワード:
脳性麻痺
,
体型
,
影絵法
Keyword:
脳性麻痺
,
体型
,
影絵法
pp.390-394
発行日 1974年5月10日
Published Date 1974/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103140
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【抄録】 脳性麻痺児(CP児と略す)が特異な体型を示すことはよく知られているが,これを客観的に分析するために,被服の採寸のために用いられる影絵法を応用した.用いた装置は正確に1/10の採寸も可能なものであり,この影絵を計測することでCP児の体型を同一年齢の正常児のものと比較した.その際にCPの病型による差も検討したが,最も正常に近い体型を示すものは片麻痺である.また頸椎後頭関節,股関節などの肢位も検討してみた.これは対麻痺,アテトーゼ型に特有な姿勢が多い.膝・足関節の肢位も対麻痺,片麻痺の間に差異がみられた.影絵法は動的な分所には用いられないが,体格,姿勢の面では応用の可能性があると考えている.
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