今月の主題 よくわかる内分泌疾患
内分泌疾患発見のきっかけ
顔貌・体型
金森 晃
1
1北里大学医学部・内科
pp.1848-1851
発行日 1991年11月10日
Published Date 1991/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901193
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ポイント
1)内分泌疾患の多くは,顔貌・体型の変化が徐々に起こるため,患者自身や近親者は異常に気づかない.
2)診察した医師が患者の顔貌・体型をみて特定の内分泌疾患を念頭にうかべないと,長期にわたって見逃してしまうことがある.
3)顔貌・体型の所見が診断のきっかけとなる内分泌疾患として,末端肥大症,バセドウ病,甲状腺機能低下症,クツシング症候群,アジソン病,類宦官症などがある.
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