特集 脳性麻痺のリハビリテーションⅡ
座談会 脳性麻痺者の職業問題を考える―昭和48年8月17日,於医学書院
小池 文英
1
,
原田 豊治
2
,
岩崎 貞徳
3
,
小川 孟
4
,
田中 耕三郎
5
1整肢療護園
2東京心身障害者職業センター
3重度肢体不自由者更生援護施設あけぼの寮
4日本キリスト教奉仕団アガペ授産所
5東京都肢体不自由児父母の会連合会
pp.124-134
発行日 1974年2月10日
Published Date 1974/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103097
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当面する2つの課題―早期療育と職業更生
小池(司会) 今夕は,「脳性麻痺者の職業問題を考える」というテーマでお集まりいただいたわけでございます.
ご承知のように,身体障害者と一口に申しましてもいろいろな障害を包含しておりますが,そのうち,とくに脳性麻痺は最もリハビリテーションの困難な問題とされております.これはわが国のみならず,欧米諸国でも全く共通の課題となっておることはご承知のとおりです.最近の傾向としましては,これも欧米と共通かと思いますが,2つ問題があると思います.
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