ひと
昭和47年度「高木奨励賞」を受賞された秋田県太平療育園長 菅原正信(すがわら・まさのぶ)先生
高橋 孝文
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1宮城県整肢拓桃園
pp.672
発行日 1973年6月10日
Published Date 1973/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102964
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「もし私がここを去ったら,退園した子どもたちが園を訪ねてきたときどんなに淋しい思いをすることだろう」と,菅原博士は自分が手がけた子どもたちの成長に心を砕き,はげまし,声援を送りながらこの13年間,太平療育園を本処にして秋田県下の心身障害児者,親の会,さらに通園施設の育成指導に精魂をかたむけて来た.今彼は秋田県にはなくてはならぬ大切なこの道の先駆者の一人である.
東北大学整形外科教室在局中からこつこつと手がけて来たMEの基礎的研究を,施設長として極めて多忙な中にもさらに地道に努力をつづけ,とくに脳性マヒ療育につながるユニークなME研究をつみ上げられたことが,このたびの受賞につながった.
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