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編集後記
鹿
pp.304
発行日 2006年3月10日
Published Date 2006/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102819
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2月初め,厚労省が2000年につくった国民の健康づくり計画「健康日本21」の実施状況が報道,紹介された,その一部.肥満者の割合(20~60歳代の男性)24.3%(計画時,以下同)→29.5%(今回調査,以下同),多量に飲酒する人の割合(日本酒換算1日3合以上)4.1%→5.3%(男性),0.3%→0.8%(女性),朝食を食べない人の割合6.0%→8.7%(中高生),20.5%→23.0%(30代男性),日常生活での歩数8,202歩→7,575歩(男性),7,282歩→6,821歩(女性),ストレスを感じた人の割合54.6%→62.2%,等々.健康ブーム,健康志向が高まっている世の中かと思いきや,ますます国の決めた目標値から遠のき悪化している実態が浮かび上がった.父親は会社で上司にいじめられて,酒でも飲まなきゃやってられない,休みの日には疲れ果ててごろごろ寝てばかりいれば太るのは当たり前.母親はパートで忙しくて朝飯の用意どころではないし,息子は朝までパソコンをいじっていれば眠くて朝飯どころではない.国民の健康づくりも結構だが,その前に健康なニッポンづくりをまず考えて!
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