Japanese
English
特集 リハビリテーション病棟と看護師―病棟創りへの提言
専門医の立場から
Proposal for creating rehabilitation ward from the standpoint of a physiatrist.
園田 茂
1
Shigeru Sonoda
1
1藤田保健衛生大学七栗サナトリウム
1Fujita Health University Nanakuri Sanatorium
キーワード:
看護師
,
回復期リハビリテーション病棟
,
運動学習
Keyword:
看護師
,
回復期リハビリテーション病棟
,
運動学習
pp.1073-1076
発行日 2012年8月10日
Published Date 2012/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102623
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はじめに
まず,今回の執筆依頼「主に若手の病棟担当医や看護師を対象に,適切なリハビリテーション・サービスを提供するにはどのような病棟が必要か,とりわけ病棟看護師の機能と役割をどのように設定して実践に導くのか」を筆者なりに設定しなおしておこう.「適切なリハビリテーションのできる病棟」の「看護・介護」はどうあるべきかを考える.
回復期リハビリテーション病床は6万床を突破し,地域間格差の問題は残るものの,量的充足は一段落して質を問う時代に突入した1).「適切なリハビリテーション」は,患者の立場から言えば,よりよい状態に,より早く,より安全に到達したいということになろう.これをいかに実現するかを考えればよい.さらに「納得して」という過程も大切であろう.
以下,看護・介護はどうあるべきか,いくつかの話題に分けて述べていく.
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