Japanese
English
特集 リハビリテーション病棟と看護師―病棟創りへの提言
療法士の立場から
Proposal for creating rehabilitation ward from the standpoint of a therapist.
森田 秋子
1,2
,
髙野 麻美
2
,
松原 徹
1
Akiko Morita
1,2
,
Asami Takano
2
,
Toru Matsubara
1
1医療法人社団輝生会初台リハビリテーション病院教育研究部
2医療法人社団輝生会船橋市立リハビリテーション病院
1Department of Clinical Education and Study, Hatsudai Rehabilitation Hospital
2Funabashi Municipal Rehabilitation Hospital
キーワード:
ADL
,
チームアプローチ
,
情報共有
Keyword:
ADL
,
チームアプローチ
,
情報共有
pp.1077-1082
発行日 2012年8月10日
Published Date 2012/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102624
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はじめに
リハビリテーション病棟の使命は,脳損傷や大腿骨頸部骨折などを生じた患者に対して,最も効率よく機能回復を促し,日常生活動作(activities of daily living;ADL)を拡大させ,自宅退院につなげることである.目標の実現に向けて,主に機能・能力回復を担うリハビリテーションセラピストと,主に病棟生活全般を担当する看護師は,ともに効率的なリハビリテーションを進める任務を担っており,まさに両輪であると言える.しかしながら両者の関係が必ずしもうまく進むわけではない.
本稿では,看護師がリハビリテーション病棟を創るうえで,セラピストにどのような援助ができるか,また看護師にセラピストをどのように活用してもらいたいかという観点からまとめ,後半は事例を通じて,セラピストと看護師の連携の具体例について述べることにしたい.
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