Japanese
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特集 診療報酬からみたリハ―疾患別リハ導入のその後
呼吸器リハビリテーション
Pulmonary rehabilitation.
堀江 健夫
1
Takeo Horie
1
1前橋赤十字病院呼吸器内科,リハビリテーション部
1Department of Pulmonary Medicine, Rehabilitation, Maebashi Red Cross Hospital
キーワード:
呼吸器リハビリテーション
,
診療報酬
,
包括的呼吸リハビリテーション
Keyword:
呼吸器リハビリテーション
,
診療報酬
,
包括的呼吸リハビリテーション
pp.37-41
発行日 2012年1月10日
Published Date 2012/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102332
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はじめに
2006年度診療報酬改定における疾患別リハビリテーションの導入は現場での業務を大きく変える契機となった.当初は混乱や批判を少なからずもたらしたものの,5年を経て厚労省が実施したリハビリテーション関連団体への聞き取り調査報告書からは,リハビリテーションの質向上や理学療法士の目的意識の明確化など一定の評価が示されており1),この枠組みは今後も継続されるであろう.超高齢社会を迎えたわが国では急性疾患中心の医療から慢性疾患にも対応できる医療システムの再構築が課題となっており,日常生活への復帰と自立を目指し,病状の安定化を図るリハビリテーションの役割は,急性疾患からの早期回復,病状悪化の予防の両面からもますます重要になっている.
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