Japanese
English
特集 廃用症候群を治すには
治療介入の実際
内部障害
Impairment of functions of the cardiovascular, haematological, immunological, respiratory, digestive, metabolic, endocrine, genitourinary and reproductive systems.
森 信芳
1
,
上月 正博
1
Nobuyoshi Mori
1
,
Masahiro Kohzuki
1
1東北大学大学院医学系研究科機能医科学講座内部障害学分野
1Department of Internal Medicine and Rehabilitation Science, Tohoku University Graduate School of Medicine
キーワード:
心臓リハビリテーション
,
呼吸器リハビリテーション
,
腎臓リハビリテーション
,
運動療法
,
障害者スポーツ
,
二次性心血管リスク
Keyword:
心臓リハビリテーション
,
呼吸器リハビリテーション
,
腎臓リハビリテーション
,
運動療法
,
障害者スポーツ
,
二次性心血管リスク
pp.307-312
発行日 2009年4月10日
Published Date 2009/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101483
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内部障害と廃用症候群
内部障害は,1980年に世界保健機関(WHO)により国際障害分類の機能障害の一つとして提唱された.内部障害に属する疾患分類は,3つのグループ(心血管・免疫・呼吸器系,消化器・代謝・内分泌系,尿路性器および生殖系)に分かれている.この分類は,WHOが2001年に国際生活機能分類1)を採用した際にも引き継がれている.
わが国では,内部障害という言葉は,身体障害者福祉法2)に定める法律用語である.同法第4条に,身体障害者とは「別表に掲げる身体上の障害がある18歳以上の者であって,都道府県知事から身体障害者手帳の交付を受けたものをいう」と定められている.内部障害は,同法別表(身体障害者の範囲)によると「五 心臓,じん臓又は呼吸器の機能の障害その他政令で定める障害で永続し,かつ,日常生活が著しい制限を受ける程度であると認められるもの」とされている.また,同法施行令第36条では,「一 ぼうこう又は直腸の機能,二 小腸の機能,三 ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能」と定められている.
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