Japanese
English
特集 診療報酬からみたリハ―疾患別リハ導入のその後
運動器リハビリテーション
Induction of the rehabilitation according to the disorder. The later course
藤野 圭司
1
Keiji Fujino
1
1藤野整形外科医院
1Fujino Orthopedic Clinic
キーワード:
疾患別リハビリテーション
,
運動器リハビリテーション
,
診療報酬
,
運動器不安定症
,
ロコモティブシンドローム(ロコモ)
Keyword:
疾患別リハビリテーション
,
運動器リハビリテーション
,
診療報酬
,
運動器不安定症
,
ロコモティブシンドローム(ロコモ)
pp.23-30
発行日 2012年1月10日
Published Date 2012/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102329
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はじめに
2006年4月の診療報酬改定で,リハビリテーションの枠組みが,従来の施設規準,人員配置による分類から,疾患・疾病別による分類へと大きく変更された.1人の患者に対し診断から治療まで,それぞれの分野の専門医のもとで責任をもって行うことになったことで,治療評価が出しやすくなった反面,責任もより重大となった.その後5年を経過し,リハビリテーション現場では疾患別リハビリテーションが定着した感がある.2010年,厚生労働省(厚労省)が行ったリハビリテーション関連団体への聞き取り調査においても疾患別リハビリテーションに分かれたことにおおむね賛同している団体が多い.そこで今回運動器リハビリテーション成立にいたる歴史と現状,そして今後の課題について考察し,新たな疾患概念である運動器不安定症,ロコモティブシンドローム(ロコモ)についても述べる.
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