特集 診療報酬からみたリハ―疾患別リハ導入のその後
今月のハイライト
pp.3
発行日 2012年1月10日
Published Date 2012/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102323
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2006年にリハビリテーションに関する診療報酬の大きな改定が行われたことは,記憶に新しいことと思います.従来の複雑,簡単というリハビリテーションの枠が疾患別となり,現在では,この形で定着しております.確かに超高齢化社会の到来により,脳卒中後遺症への対応が従来にも増して重要となってきており,脳卒中なら脳卒中に応じた,いわば疾患別のリハビリテーションが必要と言えます.しかしながら一方,脳卒中を例にとれば,各種の合併症を抱える患者も多く,本来,横断的な医療を提供するリハビリテーションの現場では,このような疾患別という括りが適切かどうかは議論があるところです.このような背景から,今回は診療報酬に疾患別リハビリテーションが導入されて以来の臨床における問題点を明らかにするべく,その現状と課題に焦点をあてて特集を組みました.
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