連載 印象に残ったリハビリテーション事例
軽度外傷性脳損傷に伴う重度生活障害!?
片桐 伯真
1
1聖隷三方原病院リハビリテーション科
キーワード:
高次脳機能障害
,
単身生活
,
地域支援
Keyword:
高次脳機能障害
,
単身生活
,
地域支援
pp.707-709
発行日 2011年7月10日
Published Date 2011/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102145
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
高次脳機能障害に対してよろず支援相談を受けていると,なぜこの状態でこの生活ができるのだろう? と考えさせられる症例にしばしば遭遇する.そしてその多くは医療を含めた支援から途切れてしまった症例である.今回紹介するのは,交通事故の示談に際してかかわった弁護士が問題に気づき,当院に紹介された30歳代女性で,単身生活で接客業にて生計を立ててきた.その第一印象は,なぜ今までこれほどの問題を抱えながら一人暮らしができていたのだろうか? であった.
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.