Japanese
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講座 リハビリテーションとNST・第1回【新連載】
低栄養の病態とリハビリテーション
Pathophysiology of nutrition and rehabilitation.
若林 秀隆
1
Hidetaka Wakabayashi
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センターリハビリテーション科
1Yokohama City University Medical Center, Department of Rehabilitation Medicine
キーワード:
飢餓
,
悪液質
,
侵襲
,
サルコペニア
,
リハビリテーション栄養
Keyword:
飢餓
,
悪液質
,
侵襲
,
サルコペニア
,
リハビリテーション栄養
pp.449-454
発行日 2011年5月10日
Published Date 2011/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102065
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はじめに
低栄養とは,人体の健康維持に必要なエネルギーや栄養素が不足している状態である.低栄養の場合,糖質,脂質,蛋白質といった栄養素の同化(合成)より異化(分解)が亢進していることが多い.例えばエネルギー摂取量が不足していると,筋肉の蛋白質を分解してエネルギーを得るようになる.このような低栄養の時に積極的なレジスタンストレーニングを行っても,十分な効果を期待できないどころか逆効果となる.リハビリテーションにおいて栄養はバイタルサインであり,栄養評価は必須である.今回は低栄養の病態とリハビリテーションについて解説する.
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