特集 栄養学の温故知新 今こそ知りたい栄養管理の最前線
臓器および疾患別栄養管理
老嚥と摂食嚥下障害
若林 秀隆
1
1東京女子医科大学大学院医学研究科リハビリテーション科学講座
キーワード:
オーラルフレイル
,
サルコペニア
,
リハビリテーション栄養
,
攻めの栄養管理
,
三位一体
Keyword:
オーラルフレイル
,
サルコペニア
,
リハビリテーション栄養
,
攻めの栄養管理
,
三位一体
pp.213-217
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001139
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Headline
・老嚥は摂食嚥下機能のフレイルであり,摂食嚥下障害ではないため,食形態の調整は不要で常食を摂取できる.
・オーラルフレイルとは,自身の歯の減少や食べることに関連した様々な機能の軽微な衰えが重複し,食べる機能の低下の危険性が増加しているが,改善も可能な状態である.
・サルコペニアの摂食嚥下障害とは,全身および嚥下関連筋の筋肉量減少,筋力低下による摂食嚥下障害である.
・医原性サルコペニアの予防と治療には,入院後早期から適切な評価のもとでリハビリテーション栄養を行うことが有用である.
・医師と看護師が,リハビリテーション・栄養管理・口腔管理の三位一体のコーディネーターとなることが重要である.
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