Japanese
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特集 内部障害のリハビリテーション—拡がる対象疾患とエビデンス—
8 小腸機能障害のリハビリテーション
Rehabilitation for People with Small Intestinal Dysfunction
若林 秀隆
1
Hidetaka Wakabayashi
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センターリハビリテーション科
キーワード:
腸管リハビリテーション
,
短腸症候群
,
静脈経腸栄養
,
リハビリテーション栄養
,
サルコペニア
Keyword:
腸管リハビリテーション
,
短腸症候群
,
静脈経腸栄養
,
リハビリテーション栄養
,
サルコペニア
pp.855-859
発行日 2016年11月18日
Published Date 2016/11/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 腸管リハビリテーション(以下,リハ)の目的は,消化管粘膜の増殖を促し,消化吸収能を増加させ,経静脈栄養から経腸栄養,経口摂取へと栄養投与経路を移行させることである.狭義の腸管リハ=腸管機能改善といえる.一方,広義の腸管リハは,小腸機能障害のある患者の機能,活動,参加を最大限高めることといえる.小腸機能障害では低栄養やサルコペニアを認めることが多いため,リハ栄養の考え方が広義の腸管リハに有用である.小腸機能障害では,加齢,活動,栄養,疾患といったサルコペニアの原因を複数,認めることがある.サルコペニアの治療はその原因によって異なるため,サルコペニアの原因を多職種で評価して介入すべきである.
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