連載 高次脳機能障害の評価法
半側空間無視
平林 一
1
,
野川 貴史
1
,
平林 順子
2
,
中村 淳
2
,
伊沢 真
3
1鹿教湯三才山リハビリテーションセンター,鹿教湯病院心理療法科
2鹿教湯三才山リハビリテーションセンター,鹿教湯病院言語療法科
3鹿教湯三才山リハビリテーションセンター,鹿教湯病院神経内科
キーワード:
半側空間無視
,
Behavioural Inattention Test
,
補助検査
Keyword:
半側空間無視
,
Behavioural Inattention Test
,
補助検査
pp.983-987
発行日 2010年10月10日
Published Date 2010/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101876
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半側空間無視とは,「損傷された脳の反対側の刺激を発見して反応すること,またはその方向を向くことの障害」と定義される.左右どちらの大脳半球が損傷されても反対側への無視が生じるが,右半球損傷後に起こる左半側空間無視のほうが重症かつ持続しやすいため,リハビリテーションを進めるうえで問題が大きい.本稿では,この左側の無視について評価法を中心に解説する.
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