Japanese
English
調査
日本人におけるCommunity Integration Questionnaire(CIQ)の年代・性別得点傾向について
Generation and gender tendency of Community Integration Questionnaire(CIQ)score in Japanese people.
鈴木 めぐみ
1
,
山田 将之
1
,
澤 俊二
1
,
金田 嘉清
1
,
才藤 栄一
2
Megumi Suzuki
1
,
Masayuki Yamada
1
,
Syunji Sawa
1
,
Yoshikiyo Kanada
1
,
Eiichi Saitoh
2
1藤田保健衛生大学医療科学部リハビリテーション学科
2藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座
1Faculty of Rehabilitation, School of Health Sciences, Fujita Health University
2Department of Rehabilitation Medicine, School of Medicine, Fujita Health University
キーワード:
QOL評価
,
健常者
,
外傷性脳損傷
Keyword:
QOL評価
,
健常者
,
外傷性脳損傷
pp.865-876
発行日 2009年9月10日
Published Date 2009/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101597
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要旨:Community Integration Questionnaire(CIQ)は,外傷性脳損傷者の社会的不利を評価する質問紙(29点満点)であるが,日本人の標準値や得点傾向は報告されていない.今回,日本人健常者の得点傾向を把握する目的で,地域イベント会場で日本人健常者790人(男性327人,女性463人)にCIQを実施し,結果を年代・性別に解析した.平均総得点は17.3点(男性14.6点,女性19.2点)で,10・70歳代で低下(10歳代15.2点,70歳代13.3点),30~70歳代女性で男性より高値になった(p<0.001).また米国人と比較すると,日本女性の家庭統合スコアが高く,生産性スコアが低いことが判明した.この結果から,ライフステージや日本人の生活様式を反映してCIQの得点は変動し,個人の置かれている社会的状況によって得点傾向が変化することが確認された.
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