Japanese
English
紹介
神経筋難病患者に対する地域ネットワークの構築―パソコン教室の3年間の取り組み
Collaboration of community rehabilitation network for physical handicapped patients after learned how to use internet and E-mail.
高橋 洋
1
,
辻田 佐多子
2
,
神藤 久壽美
3
,
石田 潤子
4
,
尾花 正義
1
Hiroshi Takahashi
1
,
Sadako Tsujita
2
,
Kusumi Shindou
3
,
Junko Ishida
4
,
Masayoshi Obana
1
1東京都保健医療公社荏原病院リハビリテーション科
2大阪府富田林保健所
3大阪がん予防検診センター
4大阪府泉佐野保健所
1Department of Rehabilitation Medicine, Metropolitan Health and Medical Treatment Corporation Ebara Hospital
2Tondabayashi Public Health Center of Osaka Prefecture
3Osaka Cancer Prevention and Detection Center
4Izumisano Public Health Center of Osaka Prefecture
キーワード:
神経筋難病
,
パソコン教室
,
ピアサポーター
,
ボランティア
,
地域ネットワーク
Keyword:
神経筋難病
,
パソコン教室
,
ピアサポーター
,
ボランティア
,
地域ネットワーク
pp.769-772
発行日 2009年8月10日
Published Date 2009/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101576
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はじめに
筋萎縮性側索硬化症(ALS),脊髄小脳変性症(SCD)など「厚生労働省特定疾患治療研究対象疾患」のうち,神経筋疾患に罹患している患者(以下,神経筋難病患者)は,運動機能障害,構音障害から外出や意思疎通などが困難となり,社会からの孤立感,情報不足による不安,意思を伝えられないことによるストレスをもつことが多い1,2).
今回,神経筋難病患者に対して,医療福祉関係者だけでなく,ボランティアや神経筋難病患者による「サポーター」の協力を得て,3年間のパソコン教室と受講後のフォローアップを行い,神経筋難病患者に対する地域ネットワークが構築できたので報告する.
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