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Sogo Rehabilitation Volume 37, Issue 3 （March 2009）

総合リハビリテーション 37巻3号（2009年3月発行）

Japanese English

短報

視覚的および聴覚的注意が足部タッピング運動に及ぼす影響 The influence of visual attention and auditory attention on foot tapping movement. 冷水誠 ^1,2 , 森岡周 ¹ , 松尾篤 ¹ , 庄本康治 ¹ , 嶋田智明 ² Makoto Hiyamizu ^1,2 , Shu Morioka ¹ , Atsushi Matsuo ¹ , Koji Shomoto ¹ , Tomoaki Shimada ² ¹畿央大学健康科学部理学療法学科 ²神戸大学大学院医学系研究科保健学専攻 ¹Department of Physical Therapy, Faculty of Health Science, Kio University ²Division of Health Science, Kobe University Graduate School of Medicine キーワード：視覚的注意 , 聴覚的注意 , 足部タッピング運動 Keyword: 視覚的注意 , 聴覚的注意 , 足部タッピング運動 pp.245-248

発行日 2009年3月10日 Published Date 2009/3/10

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101466

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要旨：本研究の目的は，足部タッピング運動中に視覚的および聴覚的注意刺激を与えることにより，そのタッピング間隔に変化が生じるかを検証することである．被験者は健康な大学生20名とし，注意刺激のない基準条件，視覚的および聴覚的注意条件にて任意のリズムにより足部タッピング運動を行った．タッピング間隔は各タッピングの圧入力時点の時間間隔を計測し，各条件間にて繰り返しのある一元配置分散分析を用い，検定した．その結果，足部タッピング間隔は基準条件と比較して，視覚的および聴覚的注意条件にて短縮傾向がみられたものの，統計学的有意差は認められなかった（p＝0.359）．今回の結果から，足部タッピング間隔には，視覚的および聴覚的注意刺激どちらを与えても，その間隔は乱されないことが明らかとなった．