巻頭言
米国脳性麻痺学会参加のお勧め
根本 明宜
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1公立大学法人横浜市立大学附属病院医療情報部
pp.927
発行日 2008年10月10日
Published Date 2008/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101347
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私の留学先のボスが学会長をしていた縁もあり,日本では数少ない米国脳性麻痺学会(American Academy for Cerebral Palsy and Developing Medicine;AACPDM)の会員になっています.脳性麻痺を中心に,自閉症など広く発達障害全般を扱う学会で,医師,理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,看護師,エンジニア,義肢装具士,MSWと多職種の学会です.医師も整形外科,小児神経内科,小児リハビリテーション科,脳神経外科,小児科と多くの診療科が参加します.現学会長のDiane L Damianoは動作解析などを得意とする女性理学療法士です.お国柄だけでなく,理学療法士の開業権など制度の違いもありますが,学会員は女性が多いのに理事は男性ばかりという日本の状況とはずいぶん違います.
知人と会えるのも楽しみですが,程よい規模の学会で,雰囲気が良いことが気に入っており,学会に参加しないと新たな知見から取り残されるからと家族に言いわけをして,いまのところ連続参加しています.もちろん,北米のいろいろな都市での開催も参加のモチベーションになっています.
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