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特集 がん診療ガイドライン―臨床現場における有効活用法
乳癌診療ガイドラインの有効活用法
Guidelines for clinical practice of breast cancer
田原 梨絵
1,5
,
渡辺 亨
2,5
,
相原 智彦
3,5
,
相良 安昭
4,5
Rie TAHARA
1,5
1浜松オンコロジーセンター乳腺科
2浜松オンコロジーセンター腫瘍内科
3相原病院乳腺外科
4相良病院乳腺科
5NPO法人がん情報局 多地点ウェブカンファレンスネットワーク
キーワード:
乳癌
,
ガイドライン
,
EBM
,
薬物療法
,
外科療法
Keyword:
乳癌
,
ガイドライン
,
EBM
,
薬物療法
,
外科療法
pp.94-99
発行日 2010年1月20日
Published Date 2010/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102935
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要旨:乳癌学会では2004年以降,医療従事者向け診療ガイドラインとして「薬物療法」「外科療法」「放射線療法」「検診・診断」「疫学・予防」の5種類および患者向けガイドラインの6点を発行している.これらは,医療者と患者が様々な臨床的状況で適切な決断を下せるよう支援する目的で,根拠に基づいた医療(EBM)の手順に則って作成している.乳癌学会ガイドライン委員会(渡辺亨委員長)の下に各ガイドライン作成のための小委員会を設置し,2~3年ごとに改訂作業を行っている.診療ガイドラインは標準的診療を実践するための最低限の水準を提示するものであり,医療者各自の臨床経験,知識,判断を加え,さらに質の高い診療を目指すことが期待されている.
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