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増大特集 リハビリテーション医学2007―最近10年の動向とエビデンス
基礎医学・診断・評価
脳科学のトピックス―アルツハイマー病の治療戦略
Treatment strategies for Alzheimer's disease.
田平 武
1
Takeshi Tabira
1
1国立長寿医療センター研究所
1National Institute for Longevity Sciences, NCGG
キーワード:
認知症
,
ワクチン療法
,
セクレターゼ阻害薬
,
記憶
Keyword:
認知症
,
ワクチン療法
,
セクレターゼ阻害薬
,
記憶
pp.987-992
発行日 2007年10月10日
Published Date 2007/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101056
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はじめに
アルツハイマー病(Alzheimer's disease;AD)は物忘れで始まり,認知症が徐々に進行する大脳の変性疾患である.最近,その発症機序が分子レベルで明らかになりつつあり,それをもとに根本的な予防・治療法が開発されつつある(図).ここではその中核症状に対する治療薬と今後の治療薬開発の展望,およびADの根本的予防・治療法開発の状況について解説する.
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